B&W PX7 S2E

音響機器

愛用しているヘッドフォンがある。 Bowers & Wilkins (B&W) のPx7 S2e。 価格は購入当時約6万円。決して安い買い物ではない。むしろ、貧乏学生の身分からすれば狂気の沙汰とも言える出費だ。ちなみに現在は型落ちとなっているので安く買える。

1.なぜヘッドホンなのか
日々の生活はノイズに満ちている。ジムのBGM、電車の走行音、カフェの喧騒。これらは、思考を中断させる最大の敵だ。 特に、論理的な整合性を問われるレポートや、繊細な情景描写を要する執筆において、外部からの干渉は致命的になる。

集中力を維持するために必要なのは「意志の力」ではなく、物理的に音を遮断する「システム」だ。そう判断し、導入を決めた。

2.B&W PX7 S2E を選んだ理由
市場にはSONYやBOSEなど、より強力なノイズキャンセリング性能を持つ製品も存在する。 しかし、私が求めたのは「無音」そのものではなく、「質の高い静寂」と「思考を邪魔しない音」だった。

私は普段、クラシックやジャズを聴く。過剰に強調された低音は、長時間の作業には疲労の原因となる。B&Wの音は、原音に忠実で、乾燥していて、それでいて品がある。論理的な思考を邪魔しない、適切なBGMとして機能してくれる。

装着感とビルドクオリティ: プラスチックの塊のような安っぽさがない。ファブリックとメタルの質感は、所有欲を満たすと同時に「仕事道具」としての信頼感がある。長時間の装着でも側圧が強すぎず、没入感が途切れない。

3.投資対効果
6万円という価格をどう正当化するか。 仮にこのヘッドホンを使うことで、1日の集中可能な時間が1時間増えたとする。 1年で365時間。時給換算せずとも、学習の進捗や執筆のクオリティに与える影響は計り知れない。 この「時間」の創出は、金銭以上の価値を持つ。

「良い音」を聞くためではなく、「良い思考」をするために。 このヘッドホンは、私の頭脳を守るための防壁である。

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